前回は、「高須さんってAIですよね?」という出来事をきっかけに、インタビュアー高須早智子さんのこれまでの人生や仕事について伺いました。
今回は、その流れからさらに一歩踏み込んで「高須さんの本質」を探っていきます。
地元・静岡への強い愛着。小さな声や地域の魅力を伝えたいという思い。子どもたちと一緒に学ぶ時間への喜び。そして、どんな仕事にも「ありがたい」と向き合い続けてきた姿勢。
対話を重ねていくと、高須さん自身もあまり意識していなかった「地元」「子ども」といったキーワードが浮かび上がってきました。
自分がどんなことに心を動かされ、どんな場面で自然にエネルギーが湧くのか。そこには、自分の本質を知るヒントがあるのかもしれません。
今回の探究テーマは、「あなた自身の本質は、どのようなものだと思いますか? その本質と、今の仕事や人生は整合していますか?」です。

「売る気がないのに自然に売れる、本質整合経営」。
この番組は、人や組織の本質を言語化し、本質と一致した生き方、そして本質整合した仕事と経営のあり方を探究する番組です。

こんにちは。本質整合研究所の櫻木隆志です。

インタビュアーの高須早智子です。
櫻木さん、今回もよろしくお願いします。

よろしくお願いします。

前回は、私がAIなんじゃないかと思われていたというお話から、これまでの仕事や経歴について、いろいろとお話しさせていただきました。
今回は、どんなお話にしましょうか。
今度は、高須さんの「本質」を探ってみる

前回のお話で、高須さんが生身の人間だということは、きっとリスナーの皆さんにも伝わったと思います(笑)。
そこで今回は、この番組らしく、もう一歩踏み込んで、
「高須さんの本質って、どんなところにあるんだろう?」
ということを少し探ってみたいと思います。
もちろん、この短い時間だけで、その人の本質を全部言葉にできるわけではありません。
本来なら、ここからさらに一段、二段と深く掘っていく必要があります。
今日は、その入口というか、
「本質探究って、こういう感じなのか」
という雰囲気を感じていただければと思います。

ちょっとドキドキしますね(笑)。
自分自身のことをここまで振り返るのは、就職活動以来かもしれません。
でも、楽しみです。よろしくお願いします。
アナウンサーという仕事の、何に惹かれたのか

前回、高須さんがアナウンサーになった経緯を伺いました。
高校時代の先生から、
「高須さん、アナウンサーなんていいんじゃない?」
と勧められたことが、一つのきっかけだったんですよね。
そこで、もう少し聞いてみたいんです。
アナウンサーという仕事の、どんなところに惹かれたと思いますか?

そうですね。
私は最初、地元の静岡の放送局にいたんですが、もともと地元がすごく好きだったんです。
アナウンサー試験も全国いろいろ受けましたが、第一志望は東京や大阪、名古屋の大きな局ではありませんでした。
できれば、地元で仕事をしたいと思っていました。
静岡のいいところを、たくさん紹介したい。
自分自身も行ったことのないような場所へ取材に行って、地域の小さな声を拾って伝えたい。
そういう思いが強かったんです。
ですから、静岡県内の放送局とご縁があったときは、本当にうれしかったですね。

いわゆる、
「華やかな女子アナになりたい」
という憧れとは、ちょっと違うんですね。

学生時代より勉強したんじゃないかと思うくらいです(笑)。

静岡の放送局では、どんな仕事をされていたんですか?

そうですね。
もしかすると少し変わっているのかもしれませんが、私はドキュメンタリー番組がすごく好きなんです。
ある小さな出来事を、何年にもわたって追いかけているような番組を見ると、すごく引き込まれます。
私自身も、静岡で小さな話題を見つけて取材に行き、それを視聴者の方へ伝えるような仕事がしたいと思っていました。
情報番組や、芸能人のゲストをお招きするような番組も担当しました。
それももちろん楽しかったんですが、どちらかというと、自分で取材へ出たり、自分で企画を考えたりする仕事が好きでしたね。
地方局は、自分で見つけたネタを企画として出して、それが採用されれば、実際に取材して放送するところまでできるんです。
とても忙しかったですが、静岡時代は本当に充実していました。
「人前に出る」だけではないところに惹かれていた

なるほど。
話を聞いていると、高須さんがアナウンサーになりたかった理由は、
「カメラの前に立ちたい」
だけではなかった感じがしますね。
もっと、その奥にあるもの。
知られていないものを見つけるとか、地域の中にあるものを伝えるとか。
そういうところに惹かれていたのかもしれませんね。

そうですね。
子どもの頃からアナウンサーを目指していたわけではありませんが、振り返ると、人前に出ること自体には比較的慣れていました。
小さい頃からバレエを習っていて、毎年発表会がありましたから、舞台に立つことへの抵抗はあまりなかったんです。
大学は東京でしたが、アナウンサー試験へ行くと、本当に華やかな方がたくさんいるんです。
私はグレーのスーツで行っているのに、周りにはきれいなパステルカラーのスーツを着た方がいて、
「すごいところに来ちゃったな」
と思うこともありました(笑)。
気持ちが萎縮することもありましたが、それでも、
「やってやろう」
という気持ちで受けていましたね。

なるほど。
人前に出る度胸もありながら、やっぱり関心は、表面的な華やかさだけではない。
その奥にある中身や、そこで出会う人や地域に向いていた感じがします。
一番心に残っている仕事

これまでいろいろな仕事をされてきたと思います。
その中で、
「これは一番うれしかった」
「自分らしかった」
と思える仕事はありますか?

やっぱり一番心に残っているのは、前回もお話しした、自分の母校が甲子園に出場したときですね。
学校紹介のVTRを、自分で全部プロデュースして、取材して、最後にナレーションまで入れさせていただきました。
これは、本当に忘れられない仕事です。
それ以外にも、情報番組ではいろいろなロケへ行きました。
海の中を歩く「シーウォーク」を体験したり、イルカの背中につかまって泳いだり。
大変な仕事もたくさんありましたが、むしろ大変だった仕事ほど、今でもよく覚えています。

その中でも、やっぱり母校の仕事が強く残っているんですね。
そう考えると、高須さんは、地元に対する思いがかなり強いんですね。

強いですね。
夫の転勤がなければ、地元の放送局でもっと長く働きたかったという気持ちは、今でもあります。
なぜ高須さんが、この番組のインタビュアーになったのか

今日のお話を聞いていて、一つ腑に落ちたことがあります。
このPodcastを始めるとき、こえラボさんに制作をお願いしました。
そこで高須さんをインタビュアーとして紹介していただいたんですが、
「たくさんインタビュアーの方がいらっしゃる中で、なぜ高須さんだったんだろう?」
と、少し思っていたんです。
でも今日のお話を聞くと、何となく分かる気がします。
この番組では、町の電器屋さんのような地域に根ざした商売についても、たくさん取り上げています。
表面的な売り方ではなく、そのお店が地域の中でどんな役割を果たしているのか。
その人や会社の奥に、どんな思いがあるのか。
そういうことを大切にしています。
高須さんも、
「地元が好き」
「地域の小さな声を拾いたい」
「表面的な華やかさより、その奥にあるものを伝えたい」
という思いを持っている。
その辺りを、こえラボの岡田さんが感じ取って、この番組と高須さんをつないでくださったのかなと。
結果的に、かなり整合している感じがしますね。

そう言っていただけるとうれしいです。
東京へ来てからは、NHKのBSで経済番組を長く担当しました。
そこで経済アナリストの方々にお世話になったり、経済について一から勉強したりしました。
その経験は、フリーになった今の仕事にも、とてもつながっています。
ただ、やっぱりアナウンサーになりたての静岡時代の6年間は、今でも特別ですね。
「自分に合わなかった仕事」は、なかった

逆に、これまでの仕事の中で、
「これは自分には合わないな」
「ちょっとしんどいな」
と感じた仕事はありましたか?

それが、ないんです。

ないんですね。

もちろん、大変だなと思うことはありました。
でも、私は一度アナウンサー試験に落ちて、この道を諦めています。
そこから、もう一度挑戦してアナウンサーになりました。
ですから、
「高須さん、この仕事をお願いします」
と声をかけてもらえること自体が、本当にありがたかったんです。
どんな仕事でも、
「これも全部、自分の学びにしよう」
と思ってやってきました。

なるほど。
どんな仕事でも興味を持って、その中へ入っていけるんですね。
では、高須さんをそこまで動かしているエネルギーは、何なのでしょう。
「この仕事が好き」というエネルギー

やっぱり、
「この仕事が好き」
というエネルギーなんじゃないかと思います。
今はテレビにはほとんど出ていません。
最近いただく仕事は、企業の記者会見の司会だったり、セレモニーの司会だったり、司会関係が多いですね。
司会の仕事では、自分自身を前面に出すことは、ほとんどありません。
きちんと場を進行することが役割です。
その意味では、今こうして櫻木さんと一緒にPodcastを作っている時間は、少し違います。
自分自身も考えながら話せますし、毎回いろいろなことを学べます。
私はこの収録を、本当に毎回楽しみにしています。

ありがとうございます。
仕事そのものが好きなんですね。
こえらからやってみたいこと

では、これから、
「こういう仕事をもっとやってみたい」
というものはありますか?

実は、少し前に地元静岡の小学校へ、講師として呼んでいただいたことがありました。
静岡の放送局にいた頃にも、学校へ行く機会はありました。
でも今回は、東京からわざわざ呼んでいただいたので、私もすごく張り切って、2時間授業をしてきたんです。
これが、本当に楽しかったんです。
子どもたちに何かを「教える」という言い方は、少しおこがましい気がするんですが、
子どもたちと一緒に学ぶ場
を作れたら、すごく素敵だなと思いました。
まだ具体的に何か始めたわけではありませんが、そういうことには、少し興味があります。

子どもたちに対する思いは、これまでの番組の中でも、少しずつ出ていましたよね。
ご自身のお子さんについてのお話もそうですし、教育や子どもたちの未来について話す場面もありました。
地元や地域に対する思いと、子どもたちへの思い。
この辺りは、高須さんの中でかなり重要なキーワードなのかもしれませんね。
小学校での読み聞かせが楽しい

そうですね。
今は、自分の娘と息子が通っている小学校で、読み聞かせのボランティアもしています。
朝の時間に、絵本を2冊か3冊読むんですが、私は結構、
「みんなで声を出してみよう」
という本を持って行くんです。
そして勝手に、ちょっとだけアナウンスレッスンのようなものを入れています(笑)。
「朝から声を出すと元気になるよ」
と言って、みんなで声を出してもらったり。
それも、すごく楽しいですね。
そういう場をいただけること自体が、ありがたいなと思っています。

やっぱり、その辺りに何かありそうですね。
「子ども」
「地域」
「地元」
こういうものとつながったときに、高須さんのエネルギーが湧いてくる感じがあります。

そうかもしれません。
今度の秋にも、地元で式典の司会に呼んでいただいているんです。
わざわざ声をかけていただけることが、本当にうれしいですね。
仕事の奥にあるもの

アナウンサーという仕事自体が好きということも、もちろんあると思います。
ただ、今日のお話を聞いていると、そのさらに奥に、
地域とのつながり。
地元への愛着。
子どもたちとの関わり。
誰かに何かを伝えること。
そうしたものが重なったときに、より大きなエネルギーが湧いているように感じます。
職業名だけを見ると「アナウンサー」ですが、その仕事を通して、本当は何をしているのか。
そこまで見ていくと、その人らしさが少しずつ見えてくる。
本質を探るというのは、そういう作業でもあると思います。
挫折した経験も、今につながっている

そう考えると、最初のアナウンサー試験で全部落ちたときに、完全に諦めなくてよかったなと思いますね。

一度、一般企業でOLとして働いた経験もありましたよね。
その経験は、今につながっていますか?

かなりつながっています。
最初に働いた会社で、社会人としての基本をすべて教えていただきました。
会社の仕組みもそうです。
組織の中で、現場の意見がどのように上へ上がっていくのか。
社会人としてどう振る舞うのか。
そういうことを、最初の会社で学ばせていただいたと思っています。

最初からずっと一つの業界だけだと、その世界しか知らないということもありますからね。
一般企業で働いた経験があって、その後、放送の世界へ入ったことにも意味があったのかもしれませんね。

そうですね。
以前勤めていた会社から、後になって仕事をいただいたこともありました。
そういうつながりも、とてもうれしかったです。
本質は、すぐに一言では決められない

今日は短い時間でしたから、本格的な本質探究という意味では、まだ入口です。
本来なら、
「なぜ地元にそこまで心が動くのか」
「なぜ子どもたちとの時間が楽しいのか」
「伝えることで、本当は何を実現したいのか」
「そのすべてに共通しているものは何なのか」
と、さらに問いを重ねていきます。
そうすると、今出てきた
「地元」
「地域」
「子ども」
「伝える」
という言葉のさらに奥にあるものが、少しずつ見えてくると思います。
だから、
「高須さんの本質は、地元愛です」
というように、すぐ一言で決めることが目的ではありません。
むしろ、本人が強く心を動かされる場面や、自然にエネルギーが湧いてくる出来事を手がかりに、
「その奥には、何があるんだろう?」
と探り続ける。
それが、本質探究です。
本質と仕事がつながると、自然に力が湧く

自分の一番根っこにある思いや、原動力とつながった仕事ができると、自然に力が湧いてきます。
無理に自分を奮い立たせなくても、
「やりたい」
「もっと関わりたい」
「これは大切にしたい」
という気持ちが出てくる。
その状態で仕事や人生をつくっていくと、自分らしく生きている感覚も強くなるのではないかと思います。
この番組では、今後もいろいろな方と、こうした対話をしてみたいですね。
そして、それを聴いた方が、
「自分の場合は、何なんだろう?」
と考えるきっかけになればいいなと思います。

私自身も、今日こうして櫻木さんに質問していただいて、
「自分には地元への思いが強いんだな」
「子どもたちと関わることが好きなんだな」
ということを、あらためて感じました。
普段、あまり自分では考えていなかったことです。
こういうキーワードが見えてきただけでも、すごくよかったです。
ありがとうございます。

ありがとうございます。
今回の探究テーマ

それでは、今回のお話の探求テーマをお願いします。

今回は、高須さんの本質を少し探る対話をしてみました。
ぜひ、リスナーの皆さんにも、ご自身について考えていただきたいと思います。
今回の探究テーマは、
「あなた自身の本質は、どのようなものだと思いますか?」
そして、
「その本質と、今の仕事や人生は整合しているでしょうか?」
という問いです。
自分が、どんなときに自然にエネルギーが湧いてくるのか。
どんな出来事に、強く心が動くのか。
これまでの人生で、
「なぜか、これはずっと大切にしてきた」
というものは何か。
そこに、ご自身の本質を探るヒントがあるかもしれません。
すぐに答えを出す必要はありません。
ぜひ、ご自身の人生を振り返りながら、少し考えてみてください。

この番組では、ホームページで「読むPodcast」も公開しています。
単なる文字起こしではなく、放送での対話をもとに、さらに読みやすく、考えを深められる形に櫻木さんが再編集しています。
そちらもぜひご覧ください。
また、この番組は、答えを一方的にお伝えする番組ではありません。
リスナーの皆さまと一緒に問いへ向き合い、本質を探究していく番組です。
今回の探究テーマ、
「あなた自身の本質は、どのようなものだと思いますか?」
そして、
「その本質と、今の仕事や人生は整合していますか?」
についても、ぜひお便りフォームからお聞かせください。
皆さまの問いや気づきが、次回以降の探究につながるかもしれません。
それでは、今回もお聴きいただきありがとうございました。

ありがとうございました。
「本質と一致して生きる」。本質整合研究所がお届けしました。
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