P004_ドラクエに学ぶ「本質整合」―仕事も人生も自然に整う仕組み

Podcast
なぜ、同じ仕事をしていても、自然にエネルギーが湧く人と、頑張っているのにモヤモヤを抱える人がいるのでしょうか。
第4回では、ドラゴンクエストで経験値を積み、少しずつレベルを上げていく仕組みをヒントに、人生というゲームの目的と「本質整合」について考えます。
町の電器屋さんの経営支援を通して見えてきたのは、その人の本質、仕事の目的、発信、行動が一致したとき、経営者本人が元気になり、その人らしい魅力が自然に表れ、お客さまとの関係や売上まで変わっていくということでした。
業界の常識や成功事例をまねるだけではなく、自分の本質に合った仕事や経営をつくる。それが、仕事も経営も人生も自然に整えていく鍵なのかもしれません。

こんにちは。本質整合研究所の櫻木隆志です。

櫻木さん、第4回目の配信となりました。今回もよろしくお願いします。

前回は最後に、「人生がリアル人生ゲームだったら」というお話がありました。まだ前回の配信を聴いていない方には、ぜひ聴いていただきたいと思います。ところで櫻木さんは、ゲームをされるんですか?

人生をゲームにたとえる発想の原点

櫻木
櫻木

私の世代は、ファミコンが大ブームになった頃に小学生でしたから、当時は本当によく遊んでいました。

それまでは公園で野球をするような遊び方が中心でしたが、最初にゲームウォッチなどが登場し、その後、ファミコンをみんなが持つようになりました。友達の家へ行ってファミコンで遊ぶことが、毎日の遊びの一つになっていましたね。

分かります。私も自分の家にファミコンが来たときのことを、よく覚えています。それくらい大きな出来事でしたよね。

櫻木
櫻木

そうですよね。私はファミスタという野球ゲームや、サッカーのゲームなどを友達とよくやっていました。その後、一気にブレイクしたのが「ドラゴンクエスト」、いわゆるドラクエです。私もかなりハマりました。

もしかすると、その頃の経験が、人生をゲームにたとえる発想につながっているのかもしれません。

ドラクエが社会現象のように流行ったことは、私もよく覚えています。ただ、実際にはプレイしたことがないんです。

人生をゲームにたとえて考えるきっかけになったゲームだったんですね。

櫻木
櫻木

そうですね。

ドラクエには、最後に魔王のような敵のボスを倒すという目的があります。

主人公は最初、あまり強くありません。そこで、まずは自分でも勝てる弱い相手と戦って経験値を上げ、お金を稼ぎ、武器を買います。少しずつ強くなり、より強い敵を倒して、さらに強い武器を手に入れ、レベルを上げて魔法を覚えていく。

そういう仕組みを見ると、「人生も、このように生きていけばいいのかもしれない」と考えることができます。とても分かりやすいですよね。

ところが、現実の人生というゲームには、設定やルールの説明書がありません。どうすればレベルを上げられるのかも分からないし、それを誰かが教えてくれるわけでもありません。

だから、自分で見つけていかなければならないのだろうなと思いながら、生きてきたところがあります。

ドラクエをやったことがない私でも、今のお話を聞くだけで、少しずつ階段を上るように自分のレベルを高め、より強い相手に向かっていく姿は、確かに人生と重なると感じます。

櫻木
櫻木

そうなんです。

無理をして、まだ自分には強すぎる相手と戦いに行くと、だいたいやられてしまうんですよね。そういうところも含めて、人生をうまく凝縮したゲームだと思います。

では、人生がそのようなゲームだとしたら、このゲームの目的は何なのか。

ドラクエであれば、最後に魔王を倒すという目的があります。それに対して、人生というゲームの目的は何なのだろうと考えてきました。

そして街の電器屋さんをはじめ、さまざまな方の仕事や経営に関わっていくなかで、「自分の本質を体験すること」が、このゲームの目的なのではないかと思うようになりました。

そこから「本質整合」という考え方へとつながっていったんです。

前回も、「この人生は本質体験ゲームなのかもしれない」というお話がありました。今回は、その続きとして、どのようなお話をしていただけますか?

櫻木
櫻木

このPodcastにおいて、「本質」は最も重要なキーワードです。そこで今回は、私が考える本質という言葉を、あらためて定義したいと思います。

私はこれまで、町の電気屋さんのブランディングをお手伝いしてきました。そのなかで、「WHY」、つまり、何のために仕事をしているのかを言語化することが、とても大切だと気づきました。

それを実際の現場でサポートしていくと、劇的な成果や変化が起こるケースもあれば、そこまで大きな変化が起こらないケースもありました。

そこで、特に大きな変化が起こった事例を並べ、共通点を考えていきました。その先にたどり着いたのが、「本質整合」という考え方です。

では、本質とは何か。

少し説明の仕方を間違えると、引かれてしまうような話かもしれませんが……。

ぜひお願いします。

櫻木
櫻木

「世界は本当はすべてつながっている」と言われることがあります。

それを「ワンネス」と呼ぶこともあれば、「神」と表現することもあります。仏教では「無」と表現することもあるでしょう。

本来、世の中のすべては一つにつながっていると考えたとき、人はこの身体に魂が宿ることによって、一人の人間として生まれてきます。

本当はすべてつながっているけれど、あたかも分離したような状態で、この人生が始まるわけです。

そして、一人ひとりの魂には、それぞれ異なる個性があるのではないかと思います。もともとは一つでありながら、身体に宿るときに、一人ひとりが違う個性を持って生まれてくる。

私は、この魂が持って生まれてきた個性のようなものを「本質」と呼んでいます。

本質と経営が一致すると起こること

櫻木
櫻木

街の電器屋さんのさまざまな事例を見ていくと、経営者その人の本質と、言語化されたWHYが一致し、さらにそのWHYと商売や仕事のやり方が一致したとき、状況が大きく変わっていきます。

まず、経営者自身が見るからに元気になり、エネルギッシュになっていきます。その方の個性や魅力が自然に表へ出るようになり、周囲の方やお客さまが、その魅力に引き寄せられていく。

そして、お客さまとの間に、とてもよい関係が生まれていきます。

そうした変化が、さまざまな場所で起こりました。

その人が本来持っている本質や個性と、経営を構成するさまざまな要素が一致すると、このようなことが起こるのだと見えてきたんです。

そうしたパターンを、実際に何度も間近で見てこられたということですね。 

櫻木
櫻木

そうですね。

単なるノウハウというよりも、まず経営者自身の内面から変わっていくように感じました。

同じ業種で、同じような商売をしていても、その人が何のために仕事をしているのか、根底にある思いは一人ひとり微妙に違います。

ですから、うまくいったお店の言葉をそのまま持ってきて、自分のお店で使えばよいというものではありません。それだけでは、同じような変化は起こらないんです。

経営者が本来持っているエネルギーが、流れ出す瞬間があります。

WHYを言語化し、それがその方の本質とうまく一致したとき、突然、エネルギーが流れ始めたように感じる。そのあたりに大きな鍵があるのではないかと思いました。

櫻木さんが、いくつもの店舗を見て回り、研究してこられたからこそ分かってきたことなんですね。

内面から生まれてくるエネルギーが、まったく違うということでしょうか。

櫻木
櫻木

まさにそうです。

業界の常識と、その人の本質

櫻木
櫻木

街の電器屋さんの業界には、業界の常識や、メーカーから指導される定番のやり方があります。

例えば、定期的に「お客さま招待会」というイベントを開く。招待会と言いながら、実際にはお客さまに来ていただき、そこで商品を販売するという催しです。

それが、業界では当たり前のやり方になっていました。

ところが、その方法自体が、電器屋さんの本質と合っていないことがあります。

少なくとも、私がサポートしてきた電器屋さんのなかには、本来そのような商売観を持っていないにもかかわらず、メーカーの慣習や業界の常識に合わせて、その方法を続けている方がいました。

そのため、どこかにモヤモヤを抱えていたんです。

そうした方が、自分のWHYを明確にし、業界の常識ではなく、自分自身の本質に合わせて商売のやり方を変えていくと、一気にさまざまなことがうまくいき始めました。

メーカーごとにマニュアルのようなものはあると思いますが、実際にお店を経営しているのは、その方自身です。

その方が生まれ持った本質と、仕事や経営を一致させる。それが「本質整合」ということになるのでしょうか。

櫻木
櫻木

そうですね。

本当は「お客さまに楽しんでもらいたい」という思いが強い方が、その思いに蓋をして、「今月はこの商品を売らなければならない」という考えだけで経営していると、その方が本来持っているエネルギーは出てきません。

もちろん、それでも頑張って営業し、成果を上げる方はいます。

ただ、「売れてはいるけれど、何かが違う」「なぜかモヤモヤする」という悩みを抱えながら、頑張っている人もたくさんいました。

そこで、その人の思いに合った商売を考えていく。

業界の常識から見れば、少し外れたことになるかもしれません。例えば、商品を売ることを目的とせず、純粋にお客さまに楽しんでもらうためにコンサートを開く。地域のお祭りに一生懸命取り組む。あるいは、お店で落語の寄席を開く。

そのような活動をするお店もありました。

一見すると、商売とは直接関係がありません。

ところが、そういうことをすると、なぜか商品が売れ、売上も上がっていくんです。同じような現象が、さまざまなお店で起こりました。

そこから、マーケティングや営業のノウハウ以上に、「その人が、自分の本質と一致したことをやっているかどうか」のほうが重要なのではないかと思うようになりました。

この気づきが、このPodcastのテーマにもつながっています。

いろいろな事例がありそうですね。これから櫻木さんの具体的なお話を伺えることも、とても楽しみです。

櫻木
櫻木

コンサートやお祭り、落語の寄席などは、業界のなかでは「なぜ、そんなことをやっているの?」と、変わった人のように見られることもあります。

それでも、全国各地でこの考え方に共感してくださったお店が、さまざまな取り組みを実践してくださいました。

すると、それぞれのお店で同じような変化が起こっていきました。

これから、そうした具体的な事例もお伝えしていきたいと思います。

今回の本質

それでは、「今回の本質」をお願いします。

櫻木
櫻木

今回は、

「本質と整合すると、仕事も経営も人生も自然に整う」

ということですね。

お客さまに楽しんでもらうことを純粋に追求した結果、なぜか商品も自然に売れていく。

今後の配信でも、さらに具体的なお話を伺っていきたいと思います。

この番組では、リスナーの皆さまからのお便りをお待ちしています。概要欄のお便りフォームから、ご質問やご感想など、ぜひお気軽にお寄せください。

また、Xで感想を投稿される際は、ハッシュタグ「#本質整合」を付けていただけるとうれしいです。

それでは、お聴きいただきありがとうございました。

櫻木
櫻木

ありがとうございました!

お好みの配信スタンドで登録してお聴きください

ぜひフォローしてお聴きください!

ApplePodcast
Spotify
AmazonMusicPodcast

YouTubeにも、音声+静止画でアップしています。

Youtube