P001_なぜ「売る気がないのに自然に売れる」のか?本質整合経営の原点

Podcast
売ろうと頑張るほど、売れなくなる。反対に、売ることを目的にしていない人やお店が、なぜか自然に選ばれ、応援され、売れていく――。
第1回では、本質整合研究所・櫻木隆志が、この番組を始めた理由と「本質整合経営」にたどり着くまでの原点をお話しします。
効率よく収益を上げることを追求したインターネットの仕事で感じた空虚さ。その後に出会った、信頼関係を土台に自然に商品が売れていく町の電器屋さんの商売。そして、3歳の息子が発した「ここって何なの?」という一言。
商売や人生を整えるためには、まず自分の本質を知ることから始まります。仕事の目的や自分らしい生き方を見つめ直したい方に、ぜひ聴いていただきたい初回です。

こんにちは。本質整合研究所の櫻木隆志です。

インタビュアーの高須早智子です。さあ櫻木さん、新しい番組始まりましたね。

櫻木
櫻木

はい、始まりました。打ち合わせから色々と面倒なことをお願いして大変申し訳ありませんでしたー。

番組が始まる前に、櫻木さんとは何度か打ち合わせをさせていただきました。

そのなかで、この番組をとても大切に育てていきたいという思いが伝わってきました。

今回は初回ですので、番組のご紹介とともに、櫻木さんがどのような方なのかを、リスナーの皆さんに知っていただければと思います。

番組のタイトルは、

「売る気がないのに自然に売れる、本質整合経営」

です。

櫻木さん、このタイトルはとても興味を引きますね。

櫻木
櫻木

そうですね。

まずは皆さんに興味を持っていただきたいという思いもあり、少しキャッチーなタイトルにしました。

ただ、単に目を引く言葉を選んだというわけではありません。私はここ数年、まさに「売る気がないのに自然に売れる」という現象について研究してきました。

そのなかで見えてきたことをお伝えしたいと思い、このタイトルにしました。

さまざまな事例もあるということですので、これからの放送で詳しく伺っていきたいと思います。

まずは、櫻木さんがどのような方なのか、自己紹介をお願いできますか?

「この世界は何だろう」と考えていた子ども時代

櫻木
櫻木

どこから自己紹介をすればよいか迷うのですが、後の話にも関係してくると思うので、子どもの頃の話から始めたいと思います。

私は子どもの頃から、

「この世界とは何なのだろう」
「人生は、どのように生きればよいのだろう」

ということを、なんとなく考えていたように思います。

もちろん、当時はそのようにはっきりと言語化できていたわけではありません。それでも、子ども時代や学生時代を振り返ると、そうした疑問をずっと心のどこかに持っていた気がします。

それを明確に意識したのは、現在大学生になっている息子が、3歳くらいだった頃です。

まだ言葉を話し始めて間もない時期に、息子が突然、

「ここって何なの?」

と言ったんです。

おそらく、「この世界は何なの?」というような意味だったのだと思います。

私は、その言葉を聞いて、「すごいことを聞くな」と思いました。

そして、

「確かに、それは知りたいよね」
「この世界に生まれてきて、最初に知りたいのは、そういうことかもしれない」

と思ったんです。

同時に、私はその問いについて、これまで何も学んでこなかったことにも気づきました。

それをきっかけに、「この世界とは何か」「人生とは何か」という問いを、かなり意識的に探究するようになりました。

息子さんの一言がきっかけで、そういえば自分も子どもの頃から同じようなことを考えていたと気づいたんですね。

そこから、その問いを言語化しながら探究するようになったということでしょうか。

櫻木
櫻木

そうですね。

振り返ってみると、大学を卒業して最初に就職したのは、経営コンサルティングの会社でした。

その会社は、人材開発や組織開発を中心に扱っていました。もともと私は、人や組織に強い関心があったのだと思います。

効率を追求した先で感じた虚無感

櫻木
櫻木

その後、いろいろな仕事を経験しました。

インターネット通販の事業を立ち上げ、それが急成長したことで、インターネットの可能性にも強く魅力を感じるようになりました。

その後は、自分で商品を販売するのではなく、インターネット上で商品やサービスを紹介し、収益を得る仕事をしていた時期もあります。

当時は、

「いかに効率よく仕事をするか」
「いかに効率よく収益を上げるか」

ということを追求していました。

ところが、そのような仕事を続けていくうちに、自分のなかのエネルギーが少しずつ枯れていくような感覚を持つようになりました。

仕事としては成立している。収益も上がる。

それでも、心のなかには空虚さが残るんです。

やがて、無視できないほどの虚無感を抱くようになり、

「このようなことを続けていく人生は、何か違うのではないか」

と思うようになりました。

そこで、いったんインターネットの世界から離れることにしました。

その後も、さまざまな紆余曲折があり、最終的に行き着いたのが、町の電器屋さんの世界でした。

インターネット販売とは、かなり異なる世界ですね。

街の電器屋さんに残っていた本来の商売

櫻木
櫻木

まったく逆の世界でしたね。

インターネットの世界で、精神的に満たされない感覚を抱いていた私にとって、の街の電器屋さんの商売は、とても新鮮に映りました。

その姿を見たとき、

「これが、本来の商売の姿なのではないか」

と思ったんです。

そこに強く魅力を感じ、誰に頼まれたわけでもないのに、町の電器屋さんについて勝手に研究を始めました。

インターネット販売は、とても便利ですし、効率を重視する仕事の考え方もよく分かります。

一方で櫻木さんは、町の電器屋さんのなかに、効率とは異なる魅力を感じたんですね。

櫻木
櫻木

そうですね。

インターネットの世界で効率を追求する生き方は、自分が本当に生きたい人生とは少し違うのではないかと感じていました。

だからこそ、その対極にある町の電器屋さんの商売に、強く惹かれたのだと思います。

街の電気屋さん探求は面白かったですか?

櫻木
櫻木

とても面白かったですね。

興味深い事例が、本当にたくさんありました。

簡単に言えば、町の電器屋さんには、かつて日本の商売が持っていた、本来のあり方や大切な要素が、今も残っているように感じたんです。

私は、おそらくそこに魅力を感じたのだと思います。

ここ数十年、日本の商売は、本来持っていた日本らしい商売のあり方から、少しずつずれてきたのではないか。

本来の日本らしさを失いつつあるのではないか。

そのように感じることがあります。

しかし、街の電器屋さんの世界には、その大切なものが、まだ比較的残っていました。

商品以外に、お客さまが受け取っている価値

具体的な事例については、これからの放送で伺っていきたいと思います。

櫻木さんが「本質整合」という考え方にたどり着いた背景には、街の電器屋さんの探究があったんですね。

櫻木
櫻木

そうですね。

街の電器屋さんを探究し始めた頃、まず感じたのは、

「これは、商品とお金を交換するだけのビジネスではない」

ということでした。

家電量販店やインターネット通販の商売とは、本質的に何かが違うと感じたんです。

さらに探究していくと、街の電器屋さんのような商売において、お客さまが受け取っている価値は、商品やサービスだけではないことが分かってきました。

そこには、目には見えにくいけれど、確かに存在する別の価値があります。

そして、その価値を高めていけば、価格や条件だけで比較される世界から抜け出すことができるのではないか。

そのような商売のあり方を探究してきました。

最初に街の電器屋さんを研究されたということですが、この考え方は、さまざまな商売にも通じるものなのでしょうか。

櫻木
櫻木

そう思います。

商売は、基本的には人がするものです。

人が人に何かを販売したり、サービスを提供したりするという意味では、すべての業種や業態に当てはまる考え方だと思います。

私が以前関わっていたインターネットの世界でも、うまくいっている企業やお店は、人間的な要素を上手に取り入れています。

インターネット上の仕事でありながら、多くのファンを生み出しているところもあります。

一方で、現在の世の中では、商売から人間的な要素が欠落してしまったようにも感じます。

効率や利益だけを重視するビジネスが、あまりにも広がりすぎているのではないでしょうか。

この番組を通して、皆さんが、商売や仕事のなかにある人間的な価値を思い出すきっかけをつくれたらと思っています。

どんな人に聴いてもらいたいか?

この番組は、どのような方に聴いてもらいたいと考えていますか?

櫻木
櫻木

一つは、街の電器屋さんのように、お客さまと直接向き合い、関係を築いていく仕事をされている方です。

お客さまと対面するビジネスであれば、業種を問わず、何かしら役に立つ内容になると思います。

もう一つは、

「自分は、何のためにこの商売をしているのだろう」
「自分は、何のためにこの仕事をしているのだろう」

と、仕事や事業を見直すタイミングにいる方です。

人生や仕事、事業のあり方を立ち止まって考えたいときに、この番組を聴いていただければ、何かヒントをお届けできるのではないかと思います。

それは、業界や企業規模には関係ありません。

さらに言えば、ビジネスだけに限らない話だと思っています。

「その人の本質と、今やっていることが一致しているのか」

という考え方が広まれば、世の中は今よりも、もっとよい方向へ変わっていくのではないか。

この番組が、そのようなきっかけになればと思っています。

この世界と人生を、リスナーと一緒に探究する

この番組では、毎回最後に「今回の本質」を櫻木さんに一言でまとめていただくことになっています。

初回の放送を通して、リスナーの皆さんに伝えたいことは何でしょうか?

櫻木
櫻木

その前に、もう少しだけお話ししてもいいですか?

「本質整合」という考え方にたどり着いたとき、私は、

「人生とは、自分の本質を体験するプロセスなのではないか」

と思うようになりました。

あるいは、

「この世界は、自分が生まれ持った本質を、人生という舞台のなかで体験する場所なのかもしれない」

とも考えるようになりました。

そう思ったとき、子どもの頃からずっと抱いていた、

「この世界とは何なのだろう」
「人生は、どのように生きればよいのだろう」

という問いと、つながったように感じたんです。

少し大きな話になりますが、この番組では、商売や経営だけでなく、人生観や世界観についても発信していきたいと思っています。

この世界はどのような場所なのか。

私たちは、何のために生きているのか。

そのようなことも、リスナーの皆さんと一緒に探究していけたらと思っています。

今回の本質

商売や経営だけでなく、人生や世界のあり方まで、さまざまなテーマのお話が聴けそうですね。

これからの放送も、ぜひ楽しみにしていただければと思います。

初回の「今回の本質」を一言で表すと、どのようになりますか?

櫻木
櫻木

そうですね。

今回は、

「商売や人生を整えるためには、まず自分の本質を知ることから始まる」

ということだと思います。

この番組を通して、皆さんと一緒に本質を探究していきたいと思います。

この番組では、リスナーの皆さまからのお便りをお待ちしています。

概要欄のお便りフォームから、ご質問やご感想など、ぜひお気軽にお寄せください。

また、Xで感想を投稿される際は、ハッシュタグ「#本質整合」を付けていただけるとうれしいです。

それでは、お聴きいただきありがとうございました。

櫻木
櫻木

ありがとうございました。

「本質と一致して生きる」。本質整合研究所がお届けしました。

【収録後記】
初めてのPodcast収録、そして記念すべき第1回目の放送でした。

大切な初回ということもあり、事前にさまざまなことを考えて収録に臨みましたが、実際に話してみると、Podcastで伝えることの難しさを感じました。

1回の放送で、どのくらいの内容を伝えられるのか。どこまで話せば、リスナーの皆さんに伝わるのか。まだ感覚がつかめず、自分としては少し課題の残る初回となりました。

それでも、インタビュアーの高須さんが、さすがの進行でうまく話を導いてくださいました。

これから回を重ねながら、少しずつ慣れていきたいと思います。

今回の放送を聴いてくださった方に、少しでも興味を持っていただき、次回以降も聴いていただけたらうれしいです。

お好みの配信スタンドで登録してお聴きください

ぜひフォローしてお聴きください!

ApplePodcast
Spotify
AmazonMusicPodcast

YouTubeにも、音声+静止画でアップしています。

Youtube